2025/05/05 17:13

ここ数日、小さなオブジェを出品しております。最近起きたある出来事で、アートとは何か、やオブジェを置く意味とは等を再度考えていました。アートとはの話は長くなるので、その話は改めて別の機会にと思っております。
なぜオブジェを置くのか、また絵画やポスターなども含めた実用としての用途がないもの"意味のないもの"をなぜ飾るのか。
家具でもなく、道具でもなく、一見何かの役に立つわけでもない
それなのに、部屋にひとつあるだけで空気が変わる、存在意味はわからないのに、なんだか惹かれるもの。
目にするたび、ちょっと立ち止まってしまうような何か。
"意味のないもの"には、「問い」や「余白」を自分のいる空間に生み出す力があります。
また、自分の感性や美意識を表に出すという意味も勿論あります。その点ではファッションとよく似た存在です。
忙しい日々のなかで、私たちの部屋はどんどん“意味あるもの”で埋まっていきます。
でも、"意味のないもの""役に立たないもの"を置くことで、かえって心の余白が生まれるのかもしれません。ここにこそ"意味のないもの"を置く理由があるような気がします。
「なぜかわからないけど、惹かれる」