2024/04/13 18:42
KATSUYOSHI KAMEDAARTIST主に日本のアンティークのものを中心に数百年前のものから現在のものまで、洋の東西、時代年代を問わず対象物の本質的な美を抽出し、時に風刺やユーモアを交えて作品として具現化する。そ...
2025/05/28 21:49
プラスチックと木と紙、直線と曲線。異なる要素が調和するとき、空間には静かで豊かな表情が生まれます。素材の違いは、ただの対比にとどまらず、それぞれが役割を尊重し合うように配置されています。その静かな...
2025/05/25 00:17
医療器具や実験器具には、機能のために選ばれたガラス、金属、セラミック、ラバーといった異素材がむき出しのまま存在し、その質感や構造が純粋に視覚に訴えかけてきます。装飾を排したその佇まいには、研ぎ澄ま...
2025/05/22 00:34
デザイン性の高さのみならず、妙に心に残る存在感。光源が中央ではなく周囲に配置されていて、ランプは「光=中心にあるもの」という思い込みに気付かされます。中心にあるのは、金属製のヘッド部分─その形状は、...
2025/05/20 22:30
見慣れぬ姿に、「これは何だろう」と自然と足が止まってしまう"形"。農具や漁具といった道具は、「使いやすさ」「耐久性」「効率」といった実用性を徹底して追求してつくられています。そのため過剰な装飾はなく...
2025/05/20 11:27
マスク越しの会話が日常になったとき、私たちはいつの間にか、見えない顔を想像で補うことに慣れていきました。隠されているもの、欠けているものを見ると、無意識のうちに「本来こうであるはず」という姿を思い...
2025/05/18 23:44
インテリアや日用品を選ぶとき、「遊び心のあるものが好き」と感じる人は多いと思います。たとえば、派手な柄やポップな形は、見た目にもわかりやすく、親しみやすい存在です。けれど、そうした“わかりやすさ”は...
2025/05/17 13:13
構造のユーモアショーケース?そう思って近づくと、何かが違う。バランスが少しずれているようでいて、しっかりと立っている。不安定なようで、安心感がある。この矛盾が、不思議と心地いいこの家具の魅力は、既...
2025/05/16 08:10
私たちは日々、多くの情報や評価のなかで生きています。その中でふと、「自分が本当に好きなものってなんだっけ?」とわからなくなることはないでしょうか。落語『粗忽長屋』は、他人の言葉に流され、“自分の死体...
2025/05/15 00:42
この作品は、江戸時代に実際に使われていた駕籠をもとに再構築されたものです。駕籠(かご)は、江戸の街道を行き交う人々の姿を思い起こさせる、日本の伝統的な乗り物。その歴史あるかたちが、アーティストKATSU...
2025/05/13 23:26
映画作品をジャンルで選ぶのは便利ですが、 それが当たり前になると、「ジャンルに収まらない作品」が見えづらくなります。 SFだけど人間ドラマが濃い、ホラーだけど笑える──そんな多層的な作品は、どのジャ...
2025/05/12 23:52
シンプルな直線や幾何学的な構造でつくられたものには、静けさと、秩序をともなった緊張感が漂います。一方で、丸や四角、三角、直線、対称といった要素が生み出す秩序は、どこか心を落ち着かせてくれます。円や...
2025/05/12 00:12
デザイン性の高いランプは照らすだけの道具ではなく、昼間は静かなオブジェのように佇み、夜になると光る生き物のように変化するアートピースです。ランプが持つ魅力は、日常の中にほんの少しの「非日常」を持ち...
2025/05/10 22:33
連日報道される大阪万博ですが、1970年の万博では開催当初、入場者が開門と同時に殺到し、人同士が衝突することが問題になっていたそうです。その解決方法として、主催者は「門を広げる」でもなく、「警備員を増...
2025/05/09 13:01
一見すると華奢な佇まいの家具。こういった家具には、空間に軽やかさと抜け感をもたらし、木の薄さが構造の“線”を際立たせて、幾何学的な美しさを感じます。さらに、置くものを幅広く受け入れる柔軟さも備えた絵...
2025/05/08 18:29
家具は、本来何かに使うための機能が備わっています。しかし、時間を経た家具には、もはや使うためではなく、ただそこにあるだけで美しいと感じさせてくれるものがあります。時間とともに、磨き、深められた質感...