2025/06/21 23:56

無機質な形の中に、どこか儀式的な気配を漂わせるオブジェ。
円錐、半球、円盤──幾何学の基本形が静かに積み重なり、まるで何かを観測するための装置のようにも見えます。
金属の滑らかな質感と、ざらりとした台座の対比が美しく、見る者の想像を刺激します。
見えない力で保たれているような、絶妙なバランスには、重力を超えた存在感が宿り、どこか神聖な印象を感じます。
何か儀式的で、緊張感のあるものを飾りたくなる感覚は──人類が太古から抱いてきた、「目に見えない力をかたちに託したい」という願いと、どこかでつながっているのかもしれません。
一つのオブジェで、空間の重心が変わる
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