2025/05/10 22:33


連日報道される大阪万博ですが、1970年の万博では開催当初、入場者が開門と同時に殺到し、人同士が衝突することが問題になっていたそうです。その解決方法として、主催者は「門を広げる」でもなく、「警備員を増やす」でもなく、「入場時に小さな会場案内図を配布した」そうです。

人々の注意を地図に向けさせて「走る人を減らす」ことで、紙の印刷代という小さなコストで問題解決を図りました。


アートの話で言えば、写実の得意でないセザンヌが、そっくりに描くのを諦めて、「だったら対象物のほうを自分が描けるようなもの(ex.リンゴの本質は丸い)として変えちゃえばいいんじゃないか」と前提条件をひっくり返したことと考え方が似ています。


「"常識の外側に目を向ける"ことで新しい意味や価値を生み出す」アーティストの目線を意識して見てみると、より面白い発見があるかもしれません。

KATSUYOSHI KAMEDAは、これをどう考えて作ったのか?という視点で是非探してみてください。


こうなのか?こうかも?と考える先にあるのは"世界平和"ですね!